【子連れフロリダ旅行】エバーグレイズ国立公園で野生動物と遭遇

2022年12月、子連れ(1歳)で7泊8日でフロリダを旅行しました。

そのうち、一日半かけてエバーグレーズ国立公園(Everglades National Park)に行ったので紹介します。

 

エバーグレーズ国立公園とは

エバーグレーズ国立公園は、フロリダ半島の南端にあり、

マイアミから日帰りでも行ける国立公園です。

 

アメリカ国内最大の亜熱帯原生地帯で、

一見巨大な沼地のようですが、

厳密には非常にゆっくりとした流れの浅い川で、

昔から”the River of Grass(草の川)”と呼ばれています。

 

マナティーアメリカンクロコダイル、フロリダパンサーなど、

多くの希少種や絶滅危惧種が生息しており、

ユネスコ世界遺産ラムサール条約において国際的重要性を持つ湿地とし

指定、保護されています。

 

アメリカのアラスカとハワイを除く48州の中では、

デスバレーとイエローストーンに次いで3番目に大きな公園です。

 

www.nps.gov

※入場料:$30/車一台、$55/年パス(エバーグレイズ国立公園のみ)、$80/年パス(米国国立公園共通)

 

訪れた時は12月半ばでしたが、気温は27°Cで日差しが強く

木陰が少ないトレイルを歩いていると汗ばみました。

また、場所によっては車を降りた途端、蚊の猛襲にあいました。

このため、帽子と虫除けスプレーは必携です。

 

エバーグレイズ国立公園の見どころ

 

他の国立公園とは異なり、3つの入口があり、それぞれを繋ぐ道は公園内にはなく、数時間離れています。

今回は1日半かけて、2つの入口(メインエントランスとシャークバレー)から以下の5か所を巡りました。

1.フラミンゴ・ビジターセンター(Framingo Visiter Center)

まず初日はフラミンゴ・ビジターセンターへ行きました。

公園の一番南端にあり、メインエントランスから車で45分かかります。

マングローブ林と川。ここからボートツアーに出発したり、カヌーやカヤックを楽しめます。)

 

売店の店員さんに、お土産のマグネットに印刷されている

美しい湿地やマナティはどこで見られるか尋ねると、

「分からないわ。でもマナティはそこにいるよ!」とのこと。

言葉通り、

野生のマナティ売店の目の前の入り江にいました!!

ペットボトルで水を垂らすと

何頭ものマナティが集まってきて、

喉が渇いているのか口をモニョモニョさせながら水を飲みます。

他の家族連れのお子さんたちも大喜びでした。

 

2.ウェスト・レイク・トレイル(West Lake Trail)(0.8km)

フラミンゴ・ビジターセンターから11km北にあるのがこちら。

マングローブ林を通る遊歩道を抜けると、ウェスト・レイクの端に着きました。

 

3.マホガニー・ハンモックトレイル(Mahogany Hammock Trail)(0.8km) 

遊歩道の上を歩いて、マホガニーの古木 ハンモックを見ることができました。

ジャングルのような雰囲気で、木に覆われて涼しいです。

残念ながら、案内板にあったフクロウには出会えませんでした。

                            (Great egret)

日が落ちてきたので1日目はここで終了。

 

4.アンヒンガトレイル(Anhinga Trail)(1.2km)

2日目の午前中から、前日は閉鎖されていたこちらへ。

ロイヤル・パーム・ビジターセンター(Royal Palm Visiter Center)を出発し、舗装された歩道やウッドデッキの上を進みます。

エバーグレイズらしい美しい湿地帯を見ることができました。

写真には捉えられませんでしたが、

ビジターセンター前の池で、アリゲーターが泳いでいたり、

トレイル名になっているAnhinga(ヘビウ)が獲物を捕獲する瞬間が見られました。

(ウッドデッキの上に集まっていたトカゲ)

 

5.シャークバレー・ビジターセンター(Shark Valley Visiter Center)

その後、車で1時間15分かけてシャークバレー・ビジターセンターへ行きました。

 

ビジターセンターから絶景が一望できる展望台(Shark Valley Observation Tower)までは往復24km

トラムツアー(大人(13-61)$29、シニア(62+)$23、小(3-12)$15、所要2時間)に参加したり、

自転車のレンタル($22、所要2-3時間)もできますが、

私たちはあまり時間がなかったので、

展望台までは行かず、徒歩で付近の川沿いを散策しました。

 

こちらも野生生物の宝庫で、

道のすぐ横にはアリゲーターが...!

(突然、大きな黒い生き物が現れて、驚きました。)

他にも大きな野鳥や魚、亀や蝶など、様々な生き物に出会うことができました。

      (Alligator)                                 (Anhinga)

                (Florida gar)                                                           (Viceroy butterfly)

               (Great blue heron)                                                 (Cooter)

エバーグレーズ国立公園の周辺での宿泊

メインエントランスから一番近い町、ホームステッド(Homestead)にある

【Garden Inn Homestead】に宿泊しました。

(朝食の手作りワッフルやベーカリー)

一泊$60.97と安かったですが、簡単な朝食があり、
バスタブ、冷蔵庫、電子レンジ付きで

私たちのような赤ちゃん連れの旅行者でも特に問題はありませんでした。

maps.app.goo.gl

まとめ

1日半の短い間でしたが、幸運なことに

楽しみにしていた野生のマナティアリゲーターに出会え、大満足でした。

 

上記のトレイルは、高低差がほとんど無く、

道が舗装されており、(シャークバレーを除き)短距離だったので、

ベビーカーでも気軽に楽しめたのも良かった点です。

 

ボートやトラムツアーなどを楽しみたい方は

もう少し日数をもってゆったり観光されるのもおすすめです。

 

これから訪れる方に、少しでも参考になれば幸いです。

 

 

 

アメリカ(NY州)でスピード違反で捕まったら

 

2022年1月、

渡米してから初の長期休み。

 

恥ずかしい話、

スピード超過&チャイルドシート不着用で違反切符を切られてしまいました。

 

アメリカの広い国土を気持ちよくドライブしてみたいななんて

家族3人(夫と私と赤ちゃん)でレンタカーを借り、

ニューヨークを出発して、一週間かけてアメリカ北東部を周遊していた時のことです。

 

 

 

 

慣れない外国でのトラブルで、

不安になって色んなサイトを見漁りましたが

州によってルールが異なったり、違反した程度によってもペナルティが違うので

結局、私たちの場合は?分からないまま。

 

2ヶ月経って手続きが進んできたので、

悲しい思い出を備忘録的に記載します。

当事者の方?がいれば参考になれば幸いです。

 

目次

 

 

捕まった状況

 

2022年1月の年明け早々3日目のこと。

年末にニューヨークを出発して、ワシントンD.C.やナイアガラの滝を周った

旅行の最終日、

ニューヨーク州内のオールバニー(Albany)から

自宅のあるマンハッタンまで帰る途中でした。

後部座席に座っていると、

夫が急に車を減速させて「後ろ...」と言うので、

訳も分からずミラーを見ると、

アメリカンポリスがライトを点滅させてパトカーをぴったりとつけていました。え.....

 

(警察に止められた時は、

落ち着いて車を右側に寄せて止め、

警察官に怪しまれないよう、両手を見えるようにハンドルに置き、指示に従います。

運転前に勉強したことを実践することとなるとは...)

 

車を止めて5〜10分待っていると

警察官がパトカーから降りてきて、車の中を覗き込んだ後、

夫に免許証と車の登録証を求めました。

 

この時走っていたのは一般道で、

55マイル制限のところ21マイル以上オーバー。

直線道路で気がゆるんでおり

かなりの超過を叩き出しました(汗)

 

さらに、

夫に運転をお願いしている間、

私は後部座席で泣いている赤ちゃんをチャイルドシートから外してあやしていたのです。

日本と同じくアメリカでもチャイルドシートの使用は必須!なので

今回のためにわざわざ購入して設置していたにもかかわらず、ベルトを外してしまっていました...

 

(何も弁解できません.... )

 

 

警察官は

国外免許証と日本の免許証、車の登録証(レンタカー屋さんから受け取った紙?)を受け取ると

一旦パトカーに戻り、

切符を手にして戻ってきました。

 

👮「これを裁判所に送るように。運転気をつけて!」

 

 

 GUILTY or NOT GUILTY?

 

この先一体どうなるの...?? 直前までの旅行気分はどこへ....

ですが一旦頭から切り離して、家まで安全運転に集中。

帰ってから切符を熟読したところ、

Guilty か Not Guilty かを裁判所にPlead(嘆願)しなければならないらしい。

 

結局、我が家は、

違反切符の右半分

「SECTION A - PLEA OF GUILTY」に署名

「SECTION B - PLEA OF NOT GUILTY」に大きく☓を書いて

裁判所に郵送しました。

 

他の方の記事を読むと、

例え違反があっても「Not Guilty」を選択する人も多いようです。

その場合、通常は裁判所に出廷して無罪を主張します。

さすがアメリカ、主張する人には、違反マイル数を減らしてくれて罰金を減額してくれるとか...?

我が家の場合は

・出廷先が車で1時間半の場所で、行くのに時間とお金がかかること

・違反マイル数が多すぎて、数マイル大目に見てもらったところで、一段階下の罰金区分に入れないだろうこと

の2点から

素直に罪を認めて提出しました。

 

にしても、人生で初めて公にGuiltyだとPleadするのは

(書類上は夫の名前ですが)

何とも言えない気持ちになります。

 

 

恐ろしい請求額

 

それから1か月後、

裁判所から、

罰金として609.25ドル(ネットで支払い可)

 

さらに、

ニューヨーク州の自動車部署(Department Of Motor Vehivles)から、

「免許証を止められたくなければ支払え」とのことで

Driver Responsibility Assessment」として

525ドル(3年間の分割、ネットで支払可)

 

なんと、

合計1,134.25ドルの請求が

郵送で届きました。

 

2つ目の「Driver Responsibility Assessment」は、

NY州HPによると、違反点数が過去18か月で6点を超えると課されるもので、

6点を超えると1点毎に300ドルに追加で75ドルが加算されます。

今回は、おそらく

スピード違反(21~30マイル超過) → 6点

チャイルドシート違反 → 3点

と違反が重なり高額になりました。

 

まとめ

 

出費が痛い...

気持ちはお通夜状態です。

 

その後、罰金代を家計から捻出するため、

食費やおこづかい代をかなり節制しました...

 

年明け早々、自分を呪いましたが

 

ただ、初めての海外での長期ドライブ旅行で、

命があり、無事に帰宅できたことがよかったと思います。